
PD Avengers における日本
昨夜3:00にPD Avengers のパートナー会議に参加しました。
この「Life Design Institute for PwP Japan」は、いちおう、PD Avengers の日本窓口として、そこに参加しているつもりですが、他国がどんどんメンバーを増やしている一方で、日本からの参加者は、まだ一人です。
創設者のラリーからは、
Actionable Item: Please read…
毎月のパートナーミーティングに参加したい人は、チーム内で3名まで可能です。ほとんどの組織では、CEO、広報またはマーケティング、および/または患者エンゲージメント担当副社長などにサインアップします。各自がフォームに記入する必要がありますが、これはコンスタント・コンタクトに送られ、メーリングリストへの個人の追加や削除を容易にするためです。今後は、このメールを廃止し、Constant Contactのアカウントから送信する予定です。数ヶ月間は、両方を送信する予定です。
というメッセージが来ました。
これを見て、悲しくなってしまったわたくし。
確かに、パーキンソン病との闘病だけでも大変です。
「英語が話せないから~」もわかります。
「時差があって、寝ないといけない時間に起きてるのは信じられない」もわかります。
誰もいらっしゃらないんですよ。
ここで、(角がかなり立つので)詳しくは述べませんけれども、利益相反という言葉がぐるぐると私の頭を回りました。それを見たマネージャーはまた慌てて、また言葉を失って(最初からないけど)いました。
「パーキンソン病を終わらせる」
この言葉に踊らされているのは私だけかもしれない、
danicing with Parkinson’s Disease
パラコートのリスクについて
さて。その「パーキンソン病を終わらせる」という本にも言及され、PD Avengers の成果の一つとして、米国議会に提言し、パラコートの製造、使用を禁止させたことがあります。
マイケル J. フォックス財団は、パーキンソン病に関連する除草剤の禁止を EPA に求める 107,000 のコミュニティ署名を提出
2019年2月6日
もう3年も前ですね。
NBCニュース
2022年10月10日|癌を引き起こす可能性のある化学物質が、アメリカの農産物の多くに散布されています。あなたの周りではどの程度検出されていますか?
ブルッキングス研究所
2022年9月29日|EPAの危険な農薬に対する緩い規制は、公衆衛生と米国経済にどのような打撃を与えているか 生物多様性センター環境健康科学ディレクター ネイサン・ドンリー氏
PD Avengers が参加している国々がどんどんとパラコートをはじめとした農薬についての見直しをしている中で、わたしは、
「日本では、自由に買えてしまいますね。ここは、ちゃんとした調査が行われているのか、調べないといけない」
と述べることしかできませんでした。
先ほど、調べてみました。
1965 年に、わが国でその農薬使用についての登録がなされてから、現在まで主に除草剤として使われています。
水産動植物への毒性が指摘され、その調査結果が環境省から出ております。
しかしながら、これは急性毒性だけの検討で、慢性毒性については言及されていません。
慢性毒性の詳細を調べないとな、と思っています。
某生産企業のMSDSを見ても、データなしばかり。
農業従事者のリスク調査についても、限局された結果ですし、最新でも10年前。
いたずらに恐怖をあおることは避けないといけませんが(白米にとりこまれるとかね) 世界規模で懸念されている化学物質に対して、患者自身が何の興味も示さないというのは、やっぱり、おかしいよな、と思っています。
一応申し上げておきますが、わたしが、このパラコートがパーキンソン病に悪いとか、断言しているわけでもまだありません
日本は残留量を厳しくコントロールしては、います。
農薬全般がどうなのか
パラコートは光で分解されるとされていることとか
1965年から認識されている農薬が使用された時代に日本の平均寿命は著しく伸びていることとか
パラドックスはあるので
もっとちゃんとした調査は必要ですね。
この、パーキンソン病撲滅のための国際連携とか、教育とか、研究などを加速させたいという組織体への協力者も募らないといけませんが、今後、パーキンソン病患者を増やさないために何ができるのかを考えるための行動も、起こさないといけません。
パラコート
No 1-169
CASNo 1910-42-5
物質名_ 1,1′-ジメチル-4,4′-ビピリジニウム=ジクロリド(別名パラコート又はパラコートジクロリド)
農薬 ADI(mg/kg 体重/日) _JAPAN
農薬 ADI(mg/kg 体重/日)_JMPR 0.005
農薬 ADI(mg/kg 体重/日)_JECFA
農薬 ADI(mg/kg 体重/日) 0.005
設定機関名 JMPR
農薬ADIクラス_総合 3
パラコート
体重50㎏とすると、0.25㎎で慢性毒性