三方良しにはなかなかなりにくい

今、三つの立場の経験(わたしは、医師としての立場ではないが、大学院で医師の方を見ている限り)していて、自分の立ち位置がよくわからなくなっています。

おおざっぱではありますが、それぞれの立場のタイプを決定木として書いてみました。

医師、製薬企業、患者の3つの立場で3方良しが成り立つのか考えてみました。

それぞれの立場であっても、その役割を行う動機は、権威なのか、お金なのか、利他精神なのか、100%きれいに分けられることでもなく、一人の中に、全部の成分が何パーセントかは入ってくるのだろうと思います。


一方で、医師、製薬企業のように、職業ではない患者アドボカシーは、デフォルトで無償のボランティアなんです。


しかしながら、わたしは、無駄な正義感によって、勢いでその患者アドボカシーを無償でやってしまうことがあるけど、


「ああ~~ ただでやっちゃった。Sustainableじゃないのに。」、と後悔することが多くなってきました。
それなりに、収入があった以前より。

それは、前述しましたけれど、製薬企業において、アドボカシーとして業務を行えば、それなりにいいお給料をいただけることも知ってしまったからです。

ただし、一番、一人では生きていきづらいのが難病患者なので、この三方でいったら、最も利他的な部分が多めだと思います。

これが、「この人はこういうタイプ!」と決められるものでもなくて、病気の進行によっても、社会とのかかわりによっても変わっていくのです。

時間が違うと全然違う。

今は、IT系の企業も入ってきていますし、保険会社、金融系会社、●●セラピー会社、福祉関係の会社などなど、様々なステークホルダーが存在しています。みんな、ギラギラしています。

だから、Digital社会では、患者視点が無視されており、ずっとアンバランスで、鬼ごっこが起きているのです。開発もうまくいかないことが多いですよね。

すべて利他的な行動だけで
医師は患者を見ているわけでなく
対価と権威の為にもやっている

製薬会社も利潤追及のためにやっている
社会的にハイソサエティというイメージもキープしていきたい

では 、患者は?

パーキンソン病治療法の開発を加速するには、患者にも研究に参加してもらわないといけません

わたしはパーキンソン病を治したいと思って始めた ボランティア活動ですが

ただ、だんだん気がついた

パーキンソン病薬を扱う製薬会社の希望通りに、わたしは無償で動いている。

一方で、パーキンソン病薬を扱わないわたしの会社からは、自分の会社の仕事を優先しろと言われた

しかしながら、私がこの病気を治せないなら、会社の仕事もどんどんできなくなってきて、それなら、ボランティアを仕事としたいと考え始めました

しかしながら、
ボランティアでやってたわたしはパーキンソン病薬を扱う製薬会社に利用されていただけで、難病患者だから、門前払い。

患者アドボカシーはホントに割りに合わない

医師以上に自分の病気による症状や薬がどう効くかもわかってるところもありますし

パーキンソン病薬を扱う製薬会社の研究者以上に課題もわかってるし

でも
自分が患者であるということで
経済的にも地異的にも低いところにいないといけないのです

お金なかったら、活動もできない

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中